STATEMENT
Keiko Takeda 竹田 恵子
I express my favorite place with my color and shapes.
I express the place I never been, with my color and shapes.
My favorite place turn into something strange by my painting.
The place I never been make warm atomosphere somehow
by my painting.
Color have a feeling, and the feeling is the color.
By my painting,
the place I never been sometimes
have a smell,feeling,relief,humidity,taste,and so on.
I draw many things and place around me,
and many things and place far from me and I have never been.
By drawing and looking back my painting,
The targets change to the other thing or to the ones more real.
知った風景を描くこと、自分の色や形で構成すること。
見知らぬ風景を描くこと、自分の色や形で構成すること。
見知らぬ風景を描くことで、その未知の風景は懐かしさを帯び、
見知った風景は描くことで、どこか得体の知れぬ異質なものへと変容する。
有機的な(あるいは無機的な)モチーフをきっかけとして、そこから生まれる
違和感、高揚感、寂寥、温度、感触など、
ことばにできるものや、ことばにならない、なる以前の・ことばたちのあいだの・もの
いろいろなものを色や形に託して表しています。
対象と向かい合って
描く(わたしの色や形に置き換える)時、と
それ(わたしの色や形になった)、を振り返る時、という、
二つのプロセスによって
対象はほかの概念、意味を持つものへと変容したり、
そのもとの意味へ凝縮していったりします。
それは私が画面を通じて対象と向かいあうことで叶うプロセスであり、
その意義はまだ自己循環的ですが、
見ていただく人との関係の中での新しい循環を引き起こす
そんな存在であれたらとも思います。